「今日もワイン日和」

お料理を作りながら選ぶお酒。その瞬間がいちばん幸せです。

「とわの庭」読了です



久しぶりの小川糸さん。


「とわの庭」は読み始めてから読了まで恐らく半年くらいかかっています。


最初は小川糸さん独特の優しい感じのスタートだったので、柔らかなお話だと思っていました^ ^


母と娘の穏やかな日常の一コマが際限なく綴られ、ふわっとした感じでした。


珍しくわたしもスロースタートでなかなか勢いに乗れないまま、ひと月、ふた月。


忘れた頃に読み返す日々。


ホテル生活は間接照明ばかりで老眼が悪化。


これまで少し読みにくいなぁ?老眼?


と思う程度だったのに。一気に進み、間違いなく老眼になりました😅


なので、更に読書から遠のく日々でしたが、スイッチはいりました。


柔らかなお話から、いきなり奈落の底へ。


苦しくて苦しくて、もう読めない⤵️⤵️⤵️


そこから帯にある


「何があっても前を向いて生きる」の意味がわかり、さすが小川糸さんだわと脱帽。


主人公とわちゃんを全身全霊で応援。


生きるってなに?


愛ってなに?


と深く、深く考えさせられ、最後はむさぶる様に読みました。


昨年のコロナ禍で出会った小川糸さん。


ツバキ文具店、キラキラ共和国、ライオンのおやつ。



どれもこれもガツンと心に響きます。


そして、生きるってなに?


人生の大切なことってなに?


とわたしに投げかけてくれます。


「とわの庭」はこれまでの小川糸さんのお話とは異色?いや、いつもそうだ・・・。


でもわたし的にはこんな辛いお話なんで書けるの?と苦しみながら読み進めましたが、最後は人間の可能性、そしてどんな状況からでも人は再生し、幸せになれることを教えてくれました。


自分を可哀想、不幸だと思う事は簡単ですが、そうじゃないんだよな。



やっぱりわたしは小川糸さんの世界観が大好きです。


でも、一番好きなのはやっぱりツバキ文具店かな^ ^


誰かと比べる事なくオリジナルの幸せ感を持ちたいものです^ ^


やっぱり読書は楽しいです。


そして次は


山口恵以子さんの「食堂のおばちゃん」を読んでいます。


お料理したくてうずうずしています。


こんな食堂をわたしも開きたい⤴️